背景
2019年BDOワールドチャンピオンシップ女子トーナメント、 鈴木未来は2018年10月に行われた2つしかない予選出場枠を争う予選で出場権を獲得して出場を果たした。 その緒戦であるとともに鈴木未来の初戦の対戦相手は、 2014、2015、2017、2018年にBDOワールドチャンピオンシップで優勝している、最有力優勝候補 リサ・アシュトン。
BDOワールドチャンピオンシップは一年を通じてBDOの世界中で行わてきた大会の中の総合順位でのトップランカーと予選通過者のみが参加できる年に1度のチャンピオンを決める最大のトーナメント。BDOは女子ダーツの中では世界最高峰なので勝者が女子世界チャンピオンである。2セットを先にとった方が勝ち。1セットは3レグを先にとった方が勝ち。レグは501というゲーム。501から当てたところの点数によって点を引いて行き、最後はダブルというダーツボードの縁に近い細いところに当てなければならない。
コメンテーター
John Rawling(ジョン・ローリング)とPaul Nicolson(ポール・ニコルソン),による実況。ジョン・ローリングはイギリスではダーツ とボクシングの実況で有名なコメンテーター。ポール・ニコルソンは現役の名選手だが、ここではコメンテーター。鈴木が先行し、二人とも鈴木の健闘を称えつつもいつかアシュトンが逆転するのではと思っていた節があると感じられる。 衝撃の展開で最後にポール・ニコルソンの声が裏返る!
以下、実況を翻訳しました。一部意訳。実況で敬称略していましたので失礼ですが敬称略します。感嘆詞は適当に遊んでます。ダーツにあまり詳しくない方のために訳注という形で解説を入れています。分からない方はツイッターで質問いただければ、私(かフォロワーさん)が答えます。動画は以下のリンクです。(ページの埋め込みでは見れないと思いますがYoutubeを起動して見れます。かっこ内に示してある時間はこの動画の時間を示しています。)
BDOの実況
- [R] Richard Ashdown リチャード・アシュダウン アナウンサー
- [J] John Rawling ジョン・ローリング コメンテーター
- [P] Paul Nicholson ポール・ニコルソン コメンテーター
(2:25:21)
[R] 皆さん、2019レイクサイドワールドチャンピオンシップ、女子の試合の始まりです!ここは世界のダーツの中心、レイクサイドです。まずこのステージにお招きしますのはBDO予選を経てレイクサイドにデビュー、現在ジャパンオープンチャンピオン、ミラクル・ミクル・スズキ!
[R] 次にお招きしますのは、BDOワールドトロフィーに二回優勝、ウィンマウワールドマスターズに二回優勝し、現チャンピオン、世界ナンバーワンのレイクサイドワールドチャンピオンシップスに四回優勝し現チャンピオン、ランカシャー・ローズ、リサ・アシュトン!
[J]おっと、リサ・アシュトンは大人気だね。道をかき分けてるよ。ステージに向かって、いつもリラックスしてます。2014,2015,そして2017,2018年のチャンピオン、13のランキングタイトルを持ってます、そしてリック(アナウンサーのリチャード・アシュダウン)が言った通り、去年アナスタシアを決勝戦で3-1でくだしています。今年も凄いパフォーマンスを見せてくれることになるのでしょうか。とても印象がよくて、ちょっとしたダーツ王朝を築いています。娘さんのダニエラとリンジーはランキングに名前を連ねていて、ダニエラは世界20位で近いうちにこの舞台にも上がってくるでしょう。リンジーは直近の情報では75位です。さて、どちらかというと、みなさんはリサ・アシュトンではないかと思っているかもしれません。鈴木未来はとても人気のある新顔でレイクサイドのデビューで観衆に大歓迎されてます。ジャパンオープンのチャンピオンで、日本では有名人ななんですよね、ポール。
[P] そうですね、なかなかのスティールとソフトダーツの両方のスーパースターで、プレイスタイルが派手で、ワクワクして、才能があります。そしてダーツ界の誰もが、彼女の登場に興奮してますよ。
[J] 統計によると、2年間やそこらソフトダーツで負けなかったとか、とんでもないですね。
[P] ええ、彼女はダーツライブのトーナメントでプレイしていて、高く評価されてて、いや、すごいですよ。フィル・テイラーが招待された、限られたソフトダーツのスーパースターだけのスーパーダーツに招待されて、出場枠を与えられました。
[J] ちょっとは賞金もらえたのかな?
[P] 一回戦がどうなったのか、ちょっと思い出せないけど、ソフトダーツではブルを外さないんです。技術的にいいものを持ってます。そして、スティールダーツを去年あたりから本格的に取り組み始めてます。
(2:30:04 ゲーム・オン 鈴木未来先攻)
第1セット 1レグ目
[J] リサ・アシュトンは鈴木未来にちょっといい感じで日本式のお辞儀をしましたね。PDCワールドチャンピオンシップに出場しました。ヤン・デッカーに3-1で負けましたけど、ヤン・デッカーはここレイクサイドにも出場したことのあるとても良いオランダのプレイヤーです。彼から最初のセットをとりました。第1セットのアベレージは確か107を超えてて、もの凄いプレーをしばらくして、ただの客寄せだとか、なんであれがいるんだとか、なんだかんだ言ってる人がいたけど、1レグ半はどう見ても素晴らしいダーツをしてきました。
[P] そうですね、堂々たるものでした。
[J] 2レグ半だったね。
[P] (PDCワールドチャンピオンシップが行われた)アレクサンドラ・パレスへの予選ですら、あとでお目にかかれるマリア・オブライエンと対戦して、132をブルで決めて(難しい数字の一つ。ブルで決めたということはSB T19 DB )ミルトン・キーンズでの予選を勝っているんです。リサ・アシュトンは私にとってはまさしく偉大なプレイヤーなんです。
[J] やり方についてクリス(メイソン)と話していたんですが、多分いつできるかどうかわかりませんが、鈴木未来を横から撮れないかと思っているんです。クリスと私は、みなさんも分かると思いますけど、鈴木は技術的にお手本になるほどよい技術を持っていると思っているんです。
[P] いや、全くその通りだね。スタンスが本当にしっかりしているし、投げるときにどこも動かないし、ダーツを投げる毎に力強く右手を完全に伸ばしてます。見ての通り、アームサポーターを投げる腕につけていて、アジアではたくさんの選手が筋力をあげてターゲットに当てるために使ってます。このレグではちょっと良く打ってて、160としてます。
[J] 上がることはここではできませんが、好ましい数字を残せました。60残としてます。
(2:31:45 鈴木160残からS20 T20 S20で60残 )
[J] アシュトンができることは、ちょっとプレッシャーをかけることだけです。リサは見ての通り、投げるのが速いです。
[P] ソフトダーツだと、ここでS10、ブルですが、S20、D20です。やりおった!
(2:32:10 鈴木S20 D20で第一セット、第一レグを勝利)
[SET/LEG 鈴木 0/1 – 0/0 アシュトン]
第1セット 2レグ目
[P] そこの皆んな、鈴木未来はステージに初めて出てきた新人で、4回優勝しているチャンピオンにはかなわないと思っているだろうけど、考え直せ。鈴木未来は勝ちに来てるし、勝てるんだぜぃ。
[J] 36才にして、レイクサイドデビューした鈴木未来。リサ・アシュトンは早く追いついて並ばなくてはならないことが良くわかっています。
[P] リチャード・アシュダウンとマーチン・アダムスが男子と女子のドローを引いて、これが決まったときは垂涎ものだったね。なんでかというと、ちょうど12ヶ月前に香港で会っていて、ソフトダーツのワールドカップで日本のチームが我々の(イギリス)チームを破った原動力が彼女だったんだ。彼女は変える力を持っている。その後、彼女の試合をよく研究してね、それで大ファンなんだ。
[P] アシュトンはそのドローの時、二つの世界タイトルを持ってた(訳注:レイクサイドワールドチャンピオンシップとワールドトロフィー)。今は4つ(訳注:去年の10月に開催されたワールドマスターズとフィンダーマスターズ)。アシュトンは、もちろん10のタイトルを持つクリスティーナ(訳注:トリナ)・ガリバーに注ぐ、二番目に偉大な女子プレイヤーと評価されるべきです。リサ・アシュトンが5つのタイトルをとると、彼女は、5つの世界タイトルを持つ、エリック・ブリストウ、ライモント・ヴァンバーネフェルト、フィル・テイラー、トリナ・ガリバーのエリートグループ入りとなります。
(2:33:49 鈴木未来 100で笑み. )
[J] いいスタッツだ。鈴木はニコニコしながらプレイしてない? リサ・アシュトンはまだその実力ほど投げれていません。そしてここは鈴木がブレークしそうです。
[P] アシュトンは、ステージ上で大きいスコアをとったり、すごい打ち方をすることは置いといて、相手を精神的に折ろうとするようなタイプの選手ではないですが、今のところ、鈴木はアベレージ82.5と着実で、リサは悪くはないですが、まだ落ち着いていません。
(2:34:19 アシュトンは45点で156残。鈴木は121残)
[J] アシュトンには大きなプレッシャーがかかったね。間違いない。121残で (S20 101残)、インブルに行くための17トリプルを狙ってる。
(2:34:29 鈴木 S20 S17)
[J] ここでは上がれません。(鈴木S20) リサ・アシュトンは156、やれるぞ。リサのアベレージはちょくちょく90台に入るんですから。
(アシュトン T20. 96残)
[P] よし、いいぞ、156だからもう一本T20に当てないと。
(アシュトン T1. 93残)
[P] 隣のおうちに入りましたよ。(アシュトン T19). もう一本入っていればD18であがれたけど。(訳注:T20 T20 D18で156点フィニッシュ)。 鈴木は64残。
(2:34:49 鈴木T16で32残.)
[J] えーと、D8だな。(鈴木 S8)、D4だ。
(2:34:56 鈴木 S8 D13でパースト)
[J] 夏の思い出を巡ると、2年前にこのステージで6回上がりを逃したことがあったね。(ジョン・ローリングは、2017年夏のワールドマスターズ、女子準々決勝のコリーネ・ハモンド戦のことを言っている。正しくは2016年のワールドマスターズはレイクサイドで行われたが2017年はレイクサイドではないので「このステージ」ではない。この試合で鈴木は圧倒的に優勢に試合を進めたがダブルが入らず、鈴木はハモンドに勝てなかった。)
[J] とにかく、アシュトンはD18狙い。(アシュトン S18) そしてD9。難しいやつ。(アシュトン S9)。分けてしまいました。(訳注 S1 D4またはS5 D2の二本が必要になったということ。)
[P] 鈴木は、最後の数字が災難でした。64でD13にいれてパーストしてしまいました。そのため、四角の奴(訳注:64。8掛ける8。)を全部やり直しです。シングル8で56残。 16かな? ちょっと考えています。シングル16。高過ぎた。(鈴木 S8)。刺さり方が心配だったのだと思います。
(2:35:34 鈴木はD16の外に外して、48残。)
[J] 計算間違えたと思う、位置的に見て。いや、計算間違えちゃったね。
[P] うん、そうだね。アシュトンはD4狙い。バーストしました。へんてこりんなレグになりました。
[J] 鈴木は48残です。
(2:35:53 鈴木 S8.)
[J] ダブル20そして …ダブル10 …
(2:35:59 鈴木 S8 S20 S10. 10残。)
[P] 少しメンタルが体に影響を与えてるのかな。鈴木はいつもよりちよっと速く投げてます。 アシュトンのペースに引き摺られています。ここはS1 D4。(アシュトンS1で8残)、緑のところ(アシュトン S4で4残)、次は赤のD2。(訳注:D4は緑、D2は赤色に塗られている。)
(2:36:16 アシュトン D2の外に外した。)
[P] ここでダブルを外すと高くつきます。鈴木を救うダブルはD5。
[J] そのまま狙うでしょう。(訳注:S1 D2ではなく、D5。) 狙っているようです。D5に命中!
( 2:37:29 鈴木 アウト D5 で第二レグ勝利)
[J] 最後に美しいダーツが入りました。ブレイクです。先ほども話しましたリサ・アシュトンのアベレージ、ときどき90台に入りますけど、今は57.2で首を振っています。
[SET/LEG 鈴木 0/2 – 0/0 アシュトン]
第1セット 3レグ目
[P] こんなに低い(アシュトンの)アベレージは見たことがないと思う。マーク・マクギーニーはジョン(訳注:この解説しているジョン・ローリング)に、午後一で試合することがいかに本当に難しいかについてなにか先ほど話してましたけど、もし、ここで負けると次のトーナメントまでは長い長い道のりで、関係ないダーツをたくさん見ることになると思うと、プレッシャーがかかって、もがかずに投げ続ける人はほとんどいないのです。
[J] リサ・アシュトンらしくなってきたぞ。
(2:37:21 リサアシュトン140.)
[P] アシュトンのダーツは、かなり重くて大きいけど、美しい軌跡で飛ばして、彼女の最高のダーツで高い得点を叩き出します。
[J] デーブ・チズネルのやり方となんか似てるな、リサ・アシュトンは。
[P] チズネルは2010年に決勝に進出してるよ。
[P] 2年前に、リサ・アシュトンが優勝したとき、その日はデーブ・チズネルの結婚式に出席する予定だったんだけど、タイトルをその日に結婚したミカエラとデーブ捧げたんだよ。(訳注:捧げる(devote)というのは外国でよく使われるけど、感謝の気持ちを公にする程度の意味と思われます。)
[J] チズネルは、地上波で放映される大きな大会で勝てないという、ささいな悩ましいことに取り憑かれている優秀な選手の一人で、決まり文句でそのお猿さんを振りほどきたいだろうね。(訳注:決まり文句を使う(use a cliche)というのが優勝を捧げられたということと関連していると思われます。)
(2:38:19 鈴木 186からS20 T20 T3で 103残.)
[P] 一つミスった! 歩いては立ち止まり。ここでアシュトンは110残。(アシュトンS20) 90残です。T18とそのダブルが狙い。鈴木はセットをとるためには103点です。
(2:38 :30 アシュトン S20 S18 S16で56残)
[J] もし、鈴木がこれを決めたら、リサ・アシュトンはマジでビビるでしょう。D16 狙いにするためT17を狙ってます。今回はだめです。 (訳注 S17に入ったので。) そしてアシュトンは56残ですがプレッシャーがかかります。
(2:38:46 鈴木 S20 S17 T16 で18残)
[P] (鈴木は)結果的にD9が残りました。チャンスかもしれないアシュトン、D20だ、セットに残るか? ・・・やらかしました。
(2:38:54 アシュトン56残からS16 S20 S10。上がれず。)
[J] ダブルの9、これでセットが決まります。日本から来た鈴木未来、S1でD4だ。外した。
(2:39:04 鈴木 S9 S1 アウト。上がれず。)
[P] リサ・アシュトン、ラッキー。まだセットに残ってる、ダブルの5だ。命中! ボードのトップでスコアを無くすことを気にしなかったよね。(訳注: わざと外側に外してマーカーを作らず、そのまま一本目でD5に入れたためと思われます。)ダブル18ではなくてわざとダブル20を残したね、リサ。(訳注: 56残からS20 D18ではなく、S16 D20に行ったため。)そして今、リサはなんで思い通りに行かないんでしょと戸惑っている様子。セットには残りましたけど。
(アシュトン 一本目D5で第1セットの3レグ目勝利)
[SET/LEG 鈴木 0/2 – 0/1 アシュトン]
第1セット 4レグ目
[J] なぜか教えてあげよう。あのダーツの前に、10本、いや9本かな、ダブルを外していて、今、10本目でやっと1本当ったという破滅的な統計になってるんだよ。
[P] ザ・ミラクルが、ちょっとそう呼んでませんけど、彼女のニックネームなんで、なんで彼女が9を残したか知りたいです。 (訳注 ちょっと不思議だったのでミラクルと掛けている。)66残から、T9いやT16でD9だけ。(訳注 66からT14 D12 またはT10 D18で偶数のダブルを残せるのにという話。二本あればS16に外したときDBを狙えるのでT16 D9を狙うことはあるが最後の1本だった。)普通じゃないけど、最終的にセットをとるために二本持っていながら活用できなかった。(訳注:87からT17 D18の二本で上がれるけどS17に外れて66残になったから。)
[J] できなかったね、我々はよくやるけど。
[P] アジアで鈴木はすんごい大きな観衆の前でプレイしていて、特に、香港のアリーナで行われるその年の最終イペントは、特にすんごい観衆なんです。
[J] そうだね。もう言ったかもしれないけど、そうだったらごめんね、彼女には大きな日本では有名なスポンサーがついてます。彼女がここに来たのは、10,000ポンドの賞金のためだけではなくて、トーナメントに勝つためで、もし、あんなメンタルだったらどんな大会でも有利だよ。
[P] そうだね、日本のダーツプレイヤーは有名人です。不幸にもなくなった橋本守容のように。(鈴木 T20)ナイス60。そして彼は有名人で、村松治樹と同じ大きなスポンサーが付いてました。
(2:20:49 鈴木 271からT20 S1 S5 で205残)
[J] 164から、自信ありげなリサ・アシュトン、やりますよ、おー、うまいな、さすがのダーツ。
(2:41:58 164からアシュト S20 T20 T20 で24残)
[P] アシュトンには3ダーツあれば十分です。(訳注 アシュトンなら次のスローで24を、フィニッシュできると言う意味。)
(2:41:05 鈴木 205から S20 T20 SBで100残)
[J] ということは、D12を決めたら、並ぶってことで、良くはなかったかもしれませんが、レグ数ではそうなります。(アシュトン S12)これが入れば16ダーツだったが、D6はどうか。外しました。(アシュトン S6)難しいやつ(訳注 D3はボードの一番下にあり一般的に難しい。)そして、入りました。キョウレツー!
(2:41:23 リサ・アシュトン S12 S6 D3で第1セットの4レグ目勝利。第1セットはレグ数2-2と並ぶ。3レグ勝てばセット勝利。)
[SET/LEG 鈴木 0/2 – 0/2 アシュトン]
第1セット 5レグ目
[P] これは鈴木未来にとっては痛いですね。相手がD12をミスして、D6を内側にはずしたら、D3は難しいと思いますよね。最終的にアシュトンはガソリン満タン。2-2になりました。3レグ目のミラクル?セット・ダーツが今や遠のいて見えます。〔訳注 3レグ目で66からT16に入れて珍しく奇数のダブルD9となる18残としたが、D9をやる前にアシュトンが上がり、チャンスが無かった。なぜだろうと話題にしていた。)
[J] 鈴木はまだチャンスあるかね? アシュトンは無いことを願ってるに決まってるけど。トリプルに当たらない! (アシュトン S20 S19 S19)プレッシャー掛けたかったところ。
[P] ジョン、どう思う? 今の女子の試合のステータスについて、賞金やスポンサーの点からみて。十分じゃないと思うんだけど。
[J] しらんけど、いや、あの、毎年のようにこのことについて話してるよね。ないよ、本当に、ああ、男子の試合が女子の試合よりもはるかに進んでる!なんて言う理由は見つからないよ。リサは、そ、そんなレベルの当たりで戦えることを示したけど、か、彼女は一人じゃなくて、じ、女子の試合に求めるのは強さじゃないという考えに立ち向かう十字軍なんです。(訳注 なんでどもっているのか不明)
[P] その通り、ダーツを投げれる女性やこんなことやって見たい若い娘たちは、練習に参加して、鈴木が日本のためにここでやってるように先頭に立ってもらいたい。鈴木は時計で言えば12時の当たりでレグを決める凄い腕を持ってるよ。(訳注 鈴木は第1レグをD20、第2レグをD5とボードの上のほうでフィニッシュしている。)
[J] 3-2がこれにかかってます。現在80残。鈴木がオープニングセットを勝つために大好きな燃える赤を見てます。トリプル20を見据えて。(鈴木 S20) トップトップスだ。さあ、行くぞ!トップトップスって言ったのは60だからS20、D20と言う意味ね。(訳注 D20はダブルなので20が2つと言うことで複数形のトップスとなる。)
(2:43:04 鈴木 80残からS20 S20 S1 で 39残)
[P] もし鈴木がシングル1に外してセットを決めに行って失敗すると三回目の取りこぼし。しかしこのレグでは大きくリードしてます。ここは取れると思われます。
[J] そう思うかもしれないけど、全ては気持ちの問題。まず7で、ちょっと焦ったか、ダーツを落とした。ダブル16、大きく外した。うあっ!やりよった!
(2:43:30 鈴木 S7 アウト D16 で第1セットを、勝利あと1セット)
[J] どんなもんだい!なんとオープニングセットは現チャンピオンには渡らず。ベストオブ3のゲーム(訳注 2セット先取)で、鈴木が1-0とリード。
[SET/LEG 鈴木 0/3 – 0/0 アシュトン]
第2セット 1レグ目
[P] まあ、よい立ち上がりで、リサ。第2セット140です。ここから頑張ると言わんばかりのスタートです。ジョンが言ったように第1セットでダブルをたくさんミスりましたが、鈴木の猛攻にあいました。
[J] その通りでダブルの撃ち合いで鈴木は12本中3本、リサは13本中2本ですから、アベレージにかなり悪い影響がありますし、現時点では あまり良くありません。
[P] ジョン、このご婦人達はこの試合が女子の試合にとってどれだけ大きいものか知ってるような気がしますよ。自分はこの試合が女子ダーツの看板だと思うので、女子の試合とはなにかを見せつけるというプレッシャーが二人に掛かっているかもしれません。
[J] BDO ユーチューブチャンネルでお伝えして、ここで今世界中の皆さんが私達と楽しんでいただいてます。そして、このライブは日本でもたくさんの人が観ていることでしょう。
[P] 日本のすべてのダーツのお店はこのユーチューブチャンネルを観てますよ。今放映している彼らのスーパースターを観てます。
[J] リサ・アシュトンはまだ窮地ではないですが第2セットのオープニングレグを負けるとかなり嫌な予感がします。鈴木はあと1セットとればいいのですから。
[P] これに勝ったほうが第7シードのシャロン・プリンスか、イングランドのロス・バルマーと対戦。
[J] アシュトン140欲しい。届かずで、鈴木は95、最後のダーツは凄かったけど(訳注 60残1本持ちで刺さったダーツとの干渉とバーストを避けてD20に入れた。)、95残、ブレイクなるか。
(2:45:14 アシュトン140から T20 S20 D20 で 20残.)
[P] 鈴木が狙うのは19のトリプル。入った。19のダブル、19のダブルまだ空いてる。
(2:45:31 鈴木95残からT19 アウト アウトで38残 Suzuki hit T19 out out from 95 and left 38.)
[P] アシュトンは、これでもう一頑張りできます。アシュトンは10で締めることができます。先ほどはバーストを避けてかなり上に行きました。(訳注 この前のスローで60残となったときS20ではなくその上のD20に入れたことを指す。) あと一本。
(2:45:44 アシュトン 20残からアウトアウトS10で10残)
[P] あらま。
[J] えー、鈴木はすばやく決めてチャンピオンを見据えなくてはなりません。
(2:45:52 鈴木 D19一本目で第2セットの1レグ目を勝利)
[SET/LEG 鈴木 1/1 – 0/0 アシュトン]
第2セット 2レグ目
[J] うわっ、やった。真っ直ぐ叩き込んでブレイクに向かいます。キープしました、いえ、ブレークしました、すみません。そして鈴木は、大きくリード。
[P] チーフジャーナリストは何が起きてるんだろうと思ってるよ。まさにこのセット、1-0で鈴木未来でこの試合はベスト・オブ・スリーですから最初に2セット取れば勝ちです。ですから鈴木はほとんどゴールが見えてますが行く手にはリサ・アシュトンで、不屈なことは分かってます。
[J] フリムリー・グリーン(訳注 レイクサイドがある場所の名前)に到着してからささやいていたかどうか知らないけど、アシュトン・ファンにとっては冷や汗ものになってます。
[P] いまやっているこの試合だけでなくて他の良いプレイヤーの違う試合にもワクワクしますけど、女子の試合は色とりどりですよ。コリーネ・ハモンド対ァロン・シャロックは本当に楽しみ。去年二人はベスト8進出をかけて戦ったから、(訳注 2-1でシャロックが勝った) またシャロック登場って言うけど、現ワールド・トロフィーチャンピオンのシャロックにコリーネ・ハモンドがどれだけ戦えるかなと。
[J] そのうち分かるね。 アシュトン221残で140もう一発。 だんだん良くなってきました。 このセットでアベレージ100超えが必要なところ。
[P] ここは下に打たなくてはいけなかったよ、未来さん。間違えたね。(訳注 269からS20 T20で189残になったとき、S20に入れたが、下のT19を狙って、もしS19に入れれば170残となって3本で上がれる数字を残せた。169では三本で上がれない。)
(2:47:14 鈴木 269からS20 T20 S20 で169残。)
[J] 計算間違えだね。 14のトリプルで16のダブルだ。よし、ああ、違うベッド、ついてない。
(2:47:27 アシュトンは81残からS7 T14 D8で16残)
[P] もし、間違いであつても、悪い間違いじゃないよ。鈴木は169を間違って残したってもちろん言わないとだけど、ソフトダーツだとコンピューターが計算してくれるんだ。
[J] もし、彼女がこのゲームで成功したかったら、計算スキルを見せないとね。リサ・アシュトンはダブルを決めてすぐさまブレイクバックです。
(アシュトン D8 一本目で、第2セットの2レグ目を勝利)
[SET/LEG 鈴木 1/1 – 0/1 アシュトン]
第2セット 3レグ目
[P] もし、あのレグを鈴木がとったら、殆どゲーム・オーバーって感じだったけど。リサはこの試合で待望の左の拳がでた瞬間でした。 得意のポーズで心底喜んでます。
[J] どうにか踏ん張りましたね。決して最高のアシュトンの調子ではありませんが。
[P] ちょうど今は去年のリサ・アシュトンがこの試合でやっているようです。去年はぶっ飛んでましたから。トーナメントではピンチは全くありませんでした。しかし、この女子の試合に挑戦してきた鈴木はちょっと違います。鈴木はすごーく凄い鋼鉄(スティール)のようです。(訳注 ソフトダーツはソフトチップダーツと言い、それに対してハードダーツはスティールチップダーツと言うが、ソフトダーツなのにスティールのようだったという捻りでわざとSteely(鋼鉄のよう)という言葉を使っている。)
(2:48:35 鈴木 140.)
[J] 140に届け、もう、140かもっとだ。リサ・アシュトンは超厳しい。くじけるな。
[P] この試合の最初にやったことも好きだね、ジョン。あの観衆にお辞儀するの。試合の最初に観衆にお辞儀する人少ないと思うけど。
[J] 私はベビーシャークで騒ぎすぎたりしないけど私の小さい子ども達は多分何か着て喜んでる。
[P] リッキー・エバンスは眉をひそめられるよ。(訳注 観衆にエバンスが逆に鈴木未来の入場曲を使っていると思われて怪訝な顔をされるという冗談) もしなんのことを言ってるか分からないなら、彼はノーサンプトンシャー、ケタリングのPDCトッププレイヤーのリッキー・エバンスで・・。
[J] ラビット・リッキー!
[P] そう、彼は尋ねられるけど、剥ぎ取られるよ。未来がリッキーの入場曲を使うからね。
[J] アシュトンは101、(アシュトン S20)トリプル19だ。(アシュトン T19)ここでダブル12が、(アシュトン D12)オーっと、いかがですか、これでこそ私のアシュトンだぜぃ。
(2:49:27 リサ・アシュトン101残でS20 T19 D12。第2セットとのさ3レグ目を勝利)
[P] あの左の拳がでました。最後のダーツが入ったときにの感情の表現の仕方を良く心得ています。ちょっと元気になったのは確実でこれが大事。とてもいいゲームになってきた。
[SET/LEG 鈴木 1/1 – 0/2 アシュトン]
第2セット 4レグ目
[J] あの最後のダーツは良かった。もし入らなかったらものすごく憤ってやろうとしたところでした。
( 2:49:45 鈴木が戻るときに、青いへアクリップが見えた。)
[P] 未来の左側の髪にヘアクリップがみえた、いや、右側だった。あのね、未来をおこらせようとは思わないね、分かるんだ、あれをかなり正確に投げれるってね。
[J] 先ほど握手したニック・リード(訳注 恐らくかつての世界的な大人気バンド、デュラン・デュランのメンバー)を案内しなきゃならなくてね、未来は大きい方じゃないから、彼の肘が未来のちょうどヘアクリップの辺りに当たってしまったんだ。『もし鈴木が負けて脳震盪の症状でてたら、本当のこというからね。』って言っといた。ははは、すんません。(訳注 鈴木未来さんは誰かの肘が頭に当たったのは覚えているとのことです。)
[P] まあ、すぐ良くなったみたいだね。
(2:50:27 鈴木 T20 S1 T20.)
[P] ワオ、最後のラブリーなやつ見た?しかし1に流れたね。依然大きくリードこのセットのこのレグ、2-2に向けて。鈴木は次のレグで試合に勝てる可能性がある。まず真っ最中のこのレグに勝たないと。
[J] 鈴木はここからどうしてもそうしたいでしょう。197から40で157残。20を狙い続けることに決めて、そして137ですが、リサ・アシュトンははるか後方でする。
(2:50:48 鈴木 S20 S20 S20.)
[P] リサのスコアは大荒れだね。
[J] 137 残です。ここでは上がれません。しかし、リサ・アシュトンは、もちろん、何もできません。依然、鈴木のレグで負けそうです。
[P] アシュトンはここでは賢くいく必要があります。フィニッシュできる数字は残せないでしょう。わかってます。そして鈴木は4レグ目のゴールに向けて投げます。
[J] 6本投げられるよ、ニコ。(訳注 アシュトンのスコアは212なので少なくとも鈴木は6本投げることができる。ニコはニコルソンの愛称と思われる。) (鈴木78からS18に入れて60残) 20とD20だ。2-2を賭けて、うわっ、ワイヤーを掠めた。
(2:51:30 鈴木 78残からS18 S20 アウトで40残.)
[P] なんにも無しの黒いところと、40点でレグを決める赤いところを隔てる細い金属の線ね。
[J] (アシュトン S5に入れて視線を逸らし仕切り直し)リサ・アシュトンは投げるダーツにむかついてます。彼女にはありえないことです。
(アシュトン 212残からS20 S5 T20で127残)
[J] そして、20Dだ。日本激震、ガッツだぜ! みてみて、鈴木未来が小さい子供みたいに喜んでいる。どこかにおばけはいるかな。
(2:51:50 鈴木 D20で第2セットの4レグ目を勝利)
[SET/LEG 鈴木 1/2 – 0/2 アシュトン]
第2セット 5レグ目
[P] ときに、スポーツは少し変わってて、これは楽しいと思わせるものが必要です。
(2:52:05 アシュトン 180。)
[P] アシュトンにとってこれは楽しい! 鈴木は最後のレグでボードに襲いかかりますよ。
[J] これでセットが決まります。鈴木がこのレグを勝つと終了。アシュトンがまずリードしましたが、すごい仕返し、140点。
(2:52:20 鈴木 140 S20 T20 T20)
[P] 驚きましたが、(アシュトン T20) リサがまた撃ち込んでます。これがリサがいつも他の相手にやるやつ。(アシュトン S20 S20で100点)スコアで差をつけますが、鈴木は慌てません。
[J] 少しもね。どうみても鈴木は恐ろしいほどの気性を持ってるよ。落ち着いてる。
(2:52:42 鈴木 361残からS20 T20 S20 で261残)
[J] まだアシュトンがリード。フィニッシュに向けてダーツは不要だったが(アシュトン S1)、(アシュトン T20) そのほうがよかった。(訳注 221からT20に一本入れば161で三本でフィニッシュできる数字になったがS1に入った。220になってからT20に入って160残となり、いい数字になった。)
(2:52:46 アシュトン 221から S1 T20 S20 で140残)
[P] 申し分ない。リサは鈴木にトリプルを2本打たなくてはいけないようにした。このセットに残るためには。(鈴木T20) 鈴木当てた。鈴木どうする? フィニッシュできる数字を残さないと。(鈴木 S20 S1で180残) できず。 これでアシュトンは落ち着いてできます。
(2:53:00 鈴木 261残からT20 S20 S1で180残)
[J] 140に6本費やすことができます。(アシュトン T20) 1本目、決まった。(アシュトン S20 S20) フィニッシュできなかったけど、最善の準備です。D20を残すのみ。
(2:53:10 アシュトン T20 S20 S20 で 40残.)
[P] これで最後だと思っているでしょうけど、鈴木はアシュトンが外した場合に備えてD20を残した。
(2:53:25 鈴木180残からT20 T20 S20で40残)
[J] 二人とも完璧な数字。これでセットが決まります。(アシュトン アウト)いいマーカーになった。(アシュトン S20) おっ、D10。これにかかってます、(アシュトン アウト) 外しました。
(2:53:35 アシュトン S20 アウト アウト 20残)
[P] おおっ、今度は試合がかかってるぞ! おいおいおい、イングランド0で日本が1になりそう。(鈴木 アウト、S20) ダブル10だ。ちょっと笑った。後がないぞ。(鈴木 D10)
(2:53:51 鈴木 アウト S20 D10 で試合に勝利)
[SET/LEG 鈴木 1/3 – 0/2 アシュトン]
[P] イメャワリャッテメャス![今笑ってます!](声が裏返っている) (訳注 実際にはすぐには笑ってはいなくてダーツを取りに行った。本人は直ぐには勝ったのが分かっていなかったと語っていた。コールを受けてから笑顔。) 鈴木未来が現女子世界チャンピオンを倒しました、そして、リサの5回目の世界チャンピオンタイトルを阻止。日本が勝ち、女子ダーツ界に衝撃と反響を与えるでしょう。
[J] 特筆すべきはなんのアクシデントもなく鈴木が勝って、勝利に値して、運に助けられたのではないということです。リサ・アシュトンは第2セットでは調子が戻ってました。鈴木は追い詰めて、本命をトーナメントから追いやりました。鈴木が2-0で勝利し、観客に愛されてます。
最後に
世界中をまさしく震撼させたこの試合、鈴木未来さんはこれに留まらず勝ち続けて、決勝戦でロレイン・ウィンスタンレーに勝ち(鈴木未来さんBDOワールドチャンピオンシップ決勝戦実況の和訳(完訳))、レイクサイド・ワールドチャンピオンシップに初出場・初優勝というとんでもない快挙を成し遂げました。
素晴らしい試合で、しかもポール・ニコルソンとジョン・ローリングによる戦略・統計・トリビア・心理に踏み込んだ素晴らしい解説でしたので、全部訳してみました。あれ、そんなこと言ってたかなと思われるところもあるかと思いますので私が聞き取った英語を以下に示します。BDOの動画には自動英語字幕が付いていません。この試合を切り出したユーチューバーの動画がいくつかあってそれには自動英語字幕がついていますが、自動字幕がいかに誤解を招くかわかると思います。
English
(2:25:21)
[R] Ladies and Gentlemen, this is 2019 Lakeside World Championships and we now commence with the women’s competition. Here, at the heart of world darts, Lakeside! We now introduce to the stage BDO World Championships qualifier making her Lakeside debut, she is a reigning Japan Open champion Miracle Mikuru Suzuki!
[R]We now bring to the stage the former two times BDO world trophy champion and reigning two time Wimmau world masters champion and world number 1 she is reigning four times Lakeside World Champion, The Lancashire Rose, Lisa Ashton!
[J]Boy, such a popular player, Lisa Ashton, making a way now. To the stage where she always looks so comfortable. Champion in 2014 and 15 then in 17 and 18, she holds 13 ranking titles and Rick has just told you, beat Anastasia 3-1 in the final last year. And I wonder she is destined for another big performance this year. Huge likable and getting a little bit darting dynasty, daughters Danielle and Linsey both up on the ranking Danielle is ranked twenty in the world and she will be up on the stage before too long, Linsey is at the latest count now ranked seventy five. Well, head to head everything you would think would favor Lisa Ashton. Mikuru Suzuki very popular addition, making her lakeside debut and getting a great reception from the crowd, reigning Japanese open champion and over in Japan I know she is something of a celebrity, Paul.
[P] Yeah, just bit of a super star and steel tip and soft tip darts, the way she approaches the games she’s got color, she is exciting and she’s got talent. And everybody within the world of the darts is really excited to have her here.
[J] In the some stats about not having lost soft tip games for back two years something. It is extraordinary.
[P] Yes, she plays the darts live circuit and she is so highly regarded and not, that’s tough. She was invited in playing the SUPER DARTS event which only classified soft tip super stars, Phil Taylor was invited, Mikuru so highly regarded female games she was given a spot as well.
[J] She gives ah gets a little bit a run for this money?
[P] I don’t remember at top of my head how she played in the first round, but, she does not miss bull’s eyes in soft tip. She is very good technically. And in steel tip, and the last year or so, she started to find her feet.
[J] Lisa Ashton
(2:30:04 Game on)
1st set 1 leg
[J] Doing little bit a nice little Japanese bow to Mikuru Suzuki. Lisa who played a course on PDC World Championships. She lost to Jan Dekker 3-1 having taken the opening set there against Dekker, very good Dutch player who was seen of course play at the worlds here. She was averaging over I think 107 in that first set, played absolutely brilliantly for a while and people who say or sort of said you know, she is just tokenism, why she’s there, and she went out and absolutely played brilliantly for the first leg and half.
[P] Yes, she was majestic.
[J] Second and half, I mean.
[P] I mean even get to Alexandra Place, she met Maria O’brien who will see later in the tournament 132 out on the bull to actually win that qualifier in Milton Keynes. Lisa Ashton is just a great dart player for me.
[J] I was talking about style with Chris and perhaps we can at some point, I don’t know we’re gonna be able to get a side-on view of Mikuru Suzuki, but Chris (Mason) is saying and I think you would go along with that but technically she’s about as good as you can be.
[P] Yeah, absolutely right, ah, the stances are really solid nothing moves when she throws as a massive full extension of the right arm with every dart as you can see, she is wearing the tight sleeve on the right arm, the throwing arm, which is a lot, a lot of the people in Asa use just give themselves more muscles make sure the trying hitting the target. In this leg she score a little bit better with the darts on 160.
[J] She can’t finish on this occasion but she’s favorite to hold her throw. It’s gonna have 60 when she returns.
(2:31:45 S20…)
[J] All Ashton can do is try and put a bit of pressure on. Lisa very much quicker thrower as you can see.
[P] In soft tip go ten bull here but 20 for double top in steel tip. Is there!
(2:32:10 First set First leg S20-D20 Mikuru Suzuki)
1st set 2nd leg
[P] You guys out there, you think Mikuru Suzuki it’s new person on the stage and she is not gonna be dangerous to the four times champion, think again because Mikuru Suzuki is here to win this much and she can.
[J] 36 years old making her lakeside debut Mikuru Suzuki and Lisa Ashton only too well aware that she want to get an early hold on this, she needs together a leg on the board.
[P] I remember when they made the draw Richard Ashdown and Martin Adams did the draw for both forms the men and the female decided the draw and when this came out my mouth was salivating because just over 12 months I met her in Hong Kong just over 12 months ago and she was the reason why her Japanese team knocked out my team in the world cup of soft tip dart. She was the difference-maker and after that I’ve just studied her game so much that’s why I’m such a big fan.
[P] Aston in that time was picked up another two world titles of darts(Lakeside World Championships and World Trophy). It’s four now(World Masters and Finder Masters in October). She is got to be regarded as possibly the second greatest woman player of all time behind the Christina (Trina) Gulliver who has ten titles of course. She gets to a fifth Lisa Ashton she’ll join an elite group of players who’ve got five world titles, Eric Bristow, Raymond van Barnevelt, Phil Taylor and Trina Gulliver.
(2:33:49 Mikuru Suzuki hit 100 and smiled. )
[J} Good stats. She plays with a smile on her face, doesn’t she, Suzuki? Lisa Ashton is just not quite throwing yet as she can and Suzuki gonna be able to get the break of throw here.
[P] Ashton is not the type of player trying crack her opponent mentally besides trying them with big scoring and great decisions on the stage but right now Suzuki is just steady way averaging around about eighty two and a half, that’s not too bad, but Lisa hasn’t found a range at all, yes.
(2:34:19 Lisa hit 45. Suzuki requires 121.)
[J] She got a great pressure on this. I’m pretty sure of that. 121 then, treble 17 she is looking for the bull’s eye.
(2:34:29 Suzuki hit S20 and S17)
[J] Can’t find it on this occasion, so Lisa ashton 156 she can. Her average is way into the 90s. It does on a fairly regular basis.
(Ashton hit T20.)
[P] Absolutely right, 156 she needs another one of the treble 20s.
(Ashton hit T1.)
[P] Just next door. Fully fills with another shot the double 18 after the full score. 64 for Suzuki.
(2:34:49 Szuzuki hit T16.)
Some thing double 8 then. Double 4.
(2:34:56 Szuzuki hit S8, D13 and bust.)
[J] Something little memory jog summer sees the other she had wanted six check-outs on that stage a couple of years ago.
(John mentioned about 2017 World Masters Women’s Quarter Finals Corrine Hammond vs Mikuru Suzuki.)
[J] Anyway, double 18 for Ashton, double 9 now, Difficult one. She split it.
[P] Suzuki had a disaster in the last digit. At 64 she busted on double 13 so she’s got to go all the way about the square one single 8 that leaves 56 so single 16? She’s having to think about it, single 16. She missed it too high. I think she was worried about that lie.
(2:35:34 Mikuru hit out of D16 unless leaving 48.)
[J] I think she’s miscounted and I saw a graphics. Ah, no, I think she’s miscounted.
[P] Yes, she has. Double four for Ashton and she’s busted it. Strange strange happening in this leg.
[J] Suzuki needing 48.
(2:35:53 Suzuki hit S8.)
[J] Tops and … double 10 …
(2:35:59 Suzuki hit S20 and S10.)
[P] I think a few nerves are playing a body at a run. Suzuki is playing a little bit quicker than she usually does. She may be getting draw into a quicker match by Aston. One for double four this time. The green bit. Now it’s the red bit, double two!
(2:36:16 Aston hit out of D2.)
[P] Misses the doubles are massively costly here. The double Suzuki rescue is double five.
[J] Will she go straight at it. It looks as though she’s aiming at it. Double five.
( 2:37:29 Suzuki hit out of D5 and D5, and won a 1st set 2nd leg.)
[J] A beautiful dart gets in there in the end. That’s the break of throw. Lisa Ashton, a match average talked about how she often gets it up into the 90s shaking her head because it’s now 57.2.
1st set 3rd leg
[P] I don’t think I’ve ever seen this actually average that low. Mark McGeeney was saying something earlier on John about how it’s really difficult to play an opening afternoon and few of the people throw on on-leash struggle because the pressure on if you are out this afternoon you’d got a long long long way to the next tournament and you’ll be watching a lot of darts that you’re not part of.
[J] That is more the Lisa Ashton we know.
(2:37:21 Ashton hit 140.)
[P] Those darts of Ashton, they are quite heavy and bulky but she throws them a beautiful trajectory and she does score very heavily with those her best darts.
[J] Something the same management stable as Dave Chisnall, Lisa Ashton.
[P] 2010 finalist was Chizzy.
[P] Another two years ago, when Lisa Ashton won the title, on that day she was supposed to be at the wedding of Dave Chisnall and dedicated the title to Michaela and Dave who married at that day.
[J] Chizzy is the best player one of those who have that frustrating little thing which is always attached to them never won a big televised tournaments and he’d love to get that particular monkey off his back to use a cliche.
(2:38:19 Suzuki hit S20 T20 T3 from 186 and left 103.)
[P] What a easy one miss! It’s walking and stopping. Now 110 for Ashton. She gonna go for the 90. Treble 18 and the double was the target. Suzuki now win the set for the 103.
(2:38 :30 Ashton hit S20 S18 S16 and left 56)
[J] Well, this would really rattle Lisa Ashton if she could get this. She’s looking for treble 17 for double 16, not to be this time. So Ashton 56 but the pressures on.
(2:38:46 Suzuki S20 S17 T16 and left 18. Miscount?)
[P] That leaves eventually double nine. Might have got a chance tops. Ashton. Can she save the set? She caused.
(2:38:54 Aston hit S16 S20 S10 from 56 and left 10.)
[J] Double nine. This is for the set. Mikuru Suzuki from Japan, one for double four, no.
(2:39:04 Suzuki hit S9 S1 out .)
[P] Let off for Lisa Ashton. She’s still in this set, double five, is there! It doesn’t mind lose the score at the top of the board, you. Purposefully leave double top not double 18, Lisa. And right now she is a bit puzzled as to why things on going her wish, she’s still in the set, though.
(Ashton hit D5 and won 1st set 3rd leg.)
1st set 4th leg
[J] I’ll tell you a big reason why before that dart she’d had ten or nine rather missed doubles and now she’s got one out of ten which is a pretty ruinous statistic.
[P] I want to know why the Miracle which is Mikuru Suzuki I’m not just calling her that, that is her nickname. Why she left double 9? In 66, she headed treble 9, sorry, treble 16 only double nine. That’s not conventional but ultimately Suzuki’s had two darts to take the set she hasn’t habitualized.
[J] No, this is more like it we serve darts.
[P] Some of the crowds that she’s played in front of in the Far East, John. Massive massive crowd especially the arena in Hong Kong where they are the last soft tip event of the year, huge audience.
[J] Yes, she gets that, I don’t know if you referred to it earlier, I apologize if I’m if I’m something which has been previously stated but you know I mean she gets big sponsorship and is a significant name in Jaししpan. She comes over here and it’s not really about the ten thousand pound prize, it’s about winning the tournament and if you can go into any sort of tournament with that kind of mentality that’s gonna be an advantage.
[P] Yeah, these Japanese dart players are celebrities. The likes of Morihiro Hashimoto who died unfortunately. Nice 60. And he was a celebrity, big sponsor same with Haruki Muramatsu.
(2:20:49 Suzuki hit T20 S1 S5 from 271 and left 205.)
[J] 164 confident now Lisa Ashton just trying to, ah, beautiful, great darts.
(2:41:58 Lisa Ashton hit S20 T20 T20 from 164 and left 24.)
[P] The three darts are much for Lisa Ashton now.
(2:41:05 Suzuki hit S20 T20 SB from 205 and left 100.)
[J] So double 12 when she comes back to get it back on to level terms it might not have been pretty but it’s that leg score which counts and this would have been for a sixteen darts double six. She missed. This is a tough one. And get it, great darts!
(2:41:23 Lisa Ashton hit S12 S6 D3 and won 1st set 4th leg.)
1st set 5the leg
[P] That’s gonna hurt Suzuki, that one. This when you think your opponents missed twelve and gone inside sixes, double three is hard to hit. Ultimately Ashton had enough in the tank to get it done. It’s 2-2. Miracle set darts for Suzuki in leg three seem mile away now.
[J] Is she get another opportunity? At least Lisa Ashton will certainly hope not. (Ashton S20 S19 S19) She can’t find treble. She needed to pressure on.
[P] What’s your opinion, John, about the status of the ladies game at the minute from the prize money and sponsorship respect because I don’t think there’s enough in it.
[J] I don’t know, I mean, kind of have this conversation on annual basis, don’t we? There is no, I don’t see a reason really why the men’s game is supposedly, oh it is so far advanced beyond women’s game. Lisa has shown that she can play on the fringes of that sort o f level, but she’s not alone but she’s kind of the Crusader in that direction that is not the strength in the women’s game that you’d anticipate .
[P] Yeah, to all you ladies who can throw darts or the young girls who want to get involved in this, get some practice in and get yourself bearing up flag just like Suzuki is doing for Japan here. She is having a fabulous leg darts to leave area of twelve.(Suzuki finished D20 and D5. and these are area of 12 o’clock. )
[J] This is for three two. Eighty now. She sees her red hot favor to win this opening set, treble 20 she’s looking at. She’s going to go top tops. Here we go! Top tops what am I talking about, she’s gone 60 so needed 20 followed by tops.
(2:43:04 Suzuki hit S20 S20 S1 from 80 and left 39.)
[P] If she’s slipped into the single one and gone for another set dart, that’s three slip-by, but she’s got such a big advantage in this leg. You think it’s gonna be taken away here.
[J] You think so but this is all about holding your nerve. That’s the seven, little bit of nerves there, she dropped her darts. Double 16. That’s missed by a mile. Oh, yes!
(2:43:30 Suzuki hit S7 out D16 and took the first set.)
[J] How about that! Well the opening set goes against to the defending champion. It’s a race to 3 and Mikuru Suzuki leads one nil.
2nd set 1st leg
[P] Well, it’s fine wake-up, Lisa. She got Set 2 140. She got a start if she means to go on from here. Said John she’s missed a lot of darts doubles in the first set but Suzuki was there to pounce.
[J] (Mumbling) Exactly on fire with the double sub-assembly Suzuki three out of 12 and Lisa two out of 13 and that takes a much a detrimental effect on the averages which are pretty ordinary at the moment.
[P] The feeling, John, that these ladies know how enormous this game is for the ladies game. The pressure may be both on them to really show what the ladies games all about because for me this is one of the marquee matters of ladies darts right now.
[J] BDO YouTube channel taking coverage that you are enjoying with us here right the way around the world and there’ll be a lot of people following this live in Japan.
[P] All of dart shops in the Far East will be on that YouTuber. Posted at the minute just watching their super star right now.
[J] Lisa Ashton is not in huge pickle yet but it could get fairly we feeling fairly bad as she loses a throw in the opening leg of this second set with Suzuki only needing one more set to go through.
[P] The supposed winning this one gets there either Sharon Prince 7th seed or Roz Bulmer England.
[J] 140 needed. Can’t do it so Suzuki the 95 now great last dart. 95 toward the break of throw.
(2:45:14 Ashton hit T20 S20 D20 from 140 and left 20.)
[P] Treble 19 she gonna go for. She’s got it. Double 19. Double 19 still open.
(2:45:31 Suzuki hit T19 out out from 95 and left 38.)
[P] Another juice on that one and now Ashton can hold close over ten. She didn’t want to bust the score so she went very high on the last dart. One more left.
(2:45:44 Ashton hit out out S10 and left 10.)
[P] Oh, no.
[J] Well, she needs to find the champion to resolve pretty rapidly, Suzuki.
(2:45:52 Suzuki hit D19. and won the first leg of the second set.)
2nd set 2nd leg
[J] Oh, she got it. Straight at it then we go into break it, hold the throw, break the throw, beg a pardon. And Suzuki big advantage now.
[P] The chief journalist now is wondering what’s happening. Just this set, it is one set to nil to Mikuru Suzuki. One they got this encounter is the best of three sets, first two. So Suzuki can almost see the finishing line but she’s got Lisa Ashton in the way and know she has big resolve.
[J] I don’t know you’ve been rustling all about this match ever since you set foot in Frimley Green and it’s gonna be a nerve jangler for the Lisa Ashton fans.
[P] Nice star players we get excited about different matches as well not just that ones we play in but I think the ladies’ games are full of tone. I’m really looking forward to watching Corrine Hammond against Fallon Sherrock. I’m gonna call that Sherrock coming, too, because they played each other in the last 16 last year, so I wonder if Corrine Hammond can even the score against the current World Darts Trophy champion in Sherrock.
[J] We will see. 221 Ashton requiring and that’s another ton 40. She’s growing better now. Averaging over a ton in this set and that’s where she needs to be.
[P] It has to go downstairs here, Mikuru. And it was a mistake.
(2:47:14 Suzuki hit S20 T20 S20 from 269 and left 169.)
[J] It was a miscount. Go treble 14 for double 16. Yes, great darts. Oh, wrong bed, unlucky.
(2:47:27 Ashton hit S7 T14 D8 from 81 and left 16.)
[P] If you’re given miss that’s not a bad miss, you have to say that Suzuki’s lift 169 by mistake of course but when you play a soft tip darts the computer dissolves it for you at the counter.
[J] If she’s gonna prosper in this game, she’s gonna have to show counting skill and Lisa Ashton gets the double she needs an immediate break back.
(Ashton hit D8 and won the second leg of the second set.)
2nd set 3rd leg
[P] Suzuki had nip that leg do get the feeling that it was almost game over. Lisa almost needs a moment in this match where that left fist of hers comes out and she really celebrates that’s her characteristics celebration.
[J] She’s kind of hanging in there at the moment, isn’t she? It’s not a vintage Ashton performance by any manner or means.
[P] It’s Lisa Ashton from last year playing this match this match over right now because she was flying last year. She was never really in trouble in that tournament but Suzuki is just a little bit different when it comes to challenges in the ladies games. She is very very steely.
(2:48:35 Suzuki hit 140.)
[J] (mumbling) reach for 140, say, hit 140 or more. Lisa Ashton is finding a very very tough not to crack.
[P] I loved what she did at the beginning of the game as well, John, the bow to the crowd. I don’t think may people have bowed this crowd at the start the match before it.
[J] I wasn’t too wild about baby shark although having said that my young kids probably are delight to have something on.
[P]Ricky Evans is going to be knitted and if you guys don’t know what I’m talking about it, because he’s a PDC top pro Ricky Evans from Kettering, Northamptonshire…
[J] Rapid Rickey!
[P] Yeah, he is questioned but he is ripped now because Mikuru uses Ricky’s walk-on!
[J] Ashton 101, treble 19 she needs double 12. Oh, How about that! That’s my Lisa Ashton.
(2:49:27 Lisa Ashton hit S20 T19 D12 from 101 and won the third leg of the second set. Ashton 2 – Suzuki 1.))
[P] Now is that left fist. When she hits the last dart, she is good to show you how she feels. She’s got a bit of spirit, that’s for sure and she needs it. This is a very good game now.
2nd set 4th leg
[J] That’s a good last darts, just would have been looking to jump all over that if she haven’t found it.
( 2:49:45 When she return to the back, a camera caught her hair clip.)
[P] I’ve seen a hair clip that Mikuru got on the left side of her hair, on the right side, sorry. Tell you what. I wouldn’t want make her angry, got a feeling, she could throw that one pretty accurately.
[J] Got to lead Nick Rhodes was that, was shaking hands with me earlier on and having seen Mikuru who is not the biggest lass in the world, and he managed to elbow almost exactly on the hair grip. I said, “If she loses and she’s suffering sings of concussion, I’m going to make this public.” Hahaha, Sorry.
[P] Well, doing right in a minute.
(2:50:27 Suzuki hit T20 S1 T20.)
[P] Wow. Look it lovely last dart, but it slipped into the one, still a really good advantage in this leg in this set and go to 2-2, and potentially Suzuki can win the match in the next leg. She’s got to get this one in the pan first.
[J] She is a big favorite to do so from now. That’s 40 from 197, 157 left, decides to stay on twenties, so 137 but look how far back Lisa Ashton is.
(2:50:48 Suzuki hit S20 S20 S20.)
[P] It’s been feast or famine really score-wise for Lisa, hasn’t it?
[J] 137 required. Can’t finish now. But Lisa Ashton of course can do absolutely zip about it. It still Suzuki’s leg to lose.
[P] Ashton needs to be crafty on this shot here. She’s not gonna leave a finish. She knows it. And Suzuki scores towards the finishing line in this fourth leg.
[J] Six darts, Nico. 20 and tops. This is for 2-2. Oh, graze the wire.
(2:51:30 Suzuki hit S18 S20 out from 78 and left 40.)
[P] 。There that little clip of the metal separates the black piece which is nothing to the red piece which would have been 40 and the leg.
[J] Lisa Ashton is disgusted with the dart she is distributing. Just not happening for her. So tops then. Huge moment for Japan. Gusty darts and look at that! Almost little kids in delight for Mikuru Suzuki. Say ghosts anywhere.
(2:51:50 Suzuki hit 40 and win 4th leg in the second set.)
2nd set 5th leg
[J] Almost little kids in delight for Mikuru Suzuki. Say ghosts anywhere.
[P] Sometimes in sport you need something a little different and something to tell you that this is fun.
(2:52:05 Ashton hit 180.)
[P] It is fun for Ashton! The Suzuki will zap a board in the last leg.
[J] This is the set decider. Suzuki wins this leg and it’s all over. Fist advantage is Lisa Ashton but what a response, ton forty.
[P] Sensational but Lisa spiking again. This is what she does usually to other opponents. She just scores them out of the leg but Suzuki is not fazed.
[J] Not on jot. Clearly she has a tremendous temperament. Steady ton.
(2:52:42 Suzuki hit S20 T20 S20 from 361 and left 261.)
[J] Still advantage Ashton. Looking to set up the finish didn’t need darts that’s more like it.
(2:52:46 Ashton hit S1 T20 S20 from 221 and left 140.)
[P] That’ll do. Lisa is forcing Suzuki into hitting two trebles to keep herself in this set. She’s got one. What could she do from here? Got to leave a finish. Doesn’t do so. That gives Ashton breathing room.
(2:53:00 Suzuki hit T20 S20 S1 from 261 and left 180.)
[J] Six darts then for 140. Great first dart. Not finish now but it’s about as good a set up as you can get. Tops required.
(2:53:10 Ashton hit T20 S20 S20 and left 40.)
[P] You think it’s gonna be once for all, well Suzuki has left that tops in case Ashton misses it.
(2:53:25 Suzuki hit T20 T20 S20 from 180 and left 40.)
[J] All great digits. This manage for the set. Good marker. Oh, double 10. Oh huge darts. She missed it.
(2:53:35 Ashton hit out, S20, out from 40.)
[P] Wow, now for the match! Well, well, England nil. Will be Japan one. Double 10. She has a smile. Not any more.
(2:53:51 Suzuki hit out, S20, D10 and won the match.)
Now she is smiling! Mikuru Suzuki knocked out the reigning women’s world champion and slowed five world championship for Lisa. Japan has won and this is going to send shocks and reverberations in darting world for the ladies.
[J] And thing is that is no accident she’s won it, she is deserved it, there was no luck there. Lisa Ashton really came back at her in that second set. Suzuki captured nerve and she’s put the big favorite out of the competition. Suzuki wins it by two sets to nil and the crowd are loving her.
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