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ダーツ が左右に振れるとスタッキングせずに弾かれる

今では持っている人が少ない普通のデジタルカメラと、あり合わせのライトを棒に取り付けて、飛んでいるダーツ が観察できるようになりました。持っていた普通のデジタルカメラに1000フレーム/秒までの高速撮影ができるという思いもよらない機能がありました。

「ひでわんラボ 実証実験設備」
使ったカメラはHIGH SPEED EXILIM EX-ZR4000BK [ブラック]です。

なんでスタンダードフライトなのか ダーツ の軌跡飛型計算 Ver1.2 の公開版 に示しました通り、軌道計算を行って、オーバースタッキングが起こる場合と、アンダースタッキングが起こる場合の飛び方と、その飛び方にする場合のセッティングが分かってきました。私は基本的に削りはT19を狙い、上がりはD16にしたいため、オーバースタッキングのほうが有利だと思いました。D19はやや投げ下げる形になりますしD16を狙う時は、アウトボードしたときにダーツ のフライトが上に上がっていないほうが、狙いやすくなります。そのため、フライトをスリムに変えて、ゆっくり矢先を下げるようにしてオーバースタッキングを狙ってみました。バレルはターゲットの樋口プロモデルのウェイファーラーです。480フレーム/秒で動画を撮ると、計算通り、矢先が下りながら、ほぼ平行にボードに当たります。次の動画は、オーバースタッキングする様子を映しています。フライトにどうにかかかるぐらいのダーツ でも、1本目が刺さったところに誘導されることがわかります。思った以上のかなりの修正能力です。普通のデジカメなのでさすがに画質が悪いですがダーツ は確認できます。

しかし、先の軌跡飛型計算の記事の考察では、オーバースタッキングでは矢先が下がる時に当たれば弾かれないはずでしたが、スタッキングせずに弾かれる場合も多くあります。なぜだろうと思って弾かれた場合の様子を観察してみると、飛んできたダーツ が刺さったダーツ に乗らず、横にスライドして弾かれていることがわかりました。私のダーツ はフライトがダーツ ボードに向かって左側に流れる傾向があって、常に、ダーツ が1本目の左側にずれ落ちるように弾かれていることがわかります。4本目のようにフライトの後端にダーツ のポイントがわずかに触れるぐらいに接した場合でも弾かれますが、弾かれた場合は、主ににダーツ の左右方向の振れが影響しているようでした。3本目は、左側に流れるのと着地点が悪かったのと両方です。

ダーツ が左右に振れているとスタッキングせずに弾かれることは、おそらくアンダースタッキングでも同じだと思います。
下の動画もダーツ が弾かれる場合です。1本目は飛んできたダーツ のフライトが右側にある場合です。刺さっていたダーツ の右側に落ちていきます。2本目は飛んできたダーツの先端が刺さっていたダーツ にひっかかる場合で、フライトが下に落ちてダーツ が回転し刺さりませんでした。

実際に動画を撮ってみて、スタッキングはかなりの修正能力があることがわかりました。狙えるかどうかは別としても、オーバースタッキングするように投げていればD16狙うには便利なように思います。D16の外側ならスタッキングしてD16に入るかもしれないし、S16に入ったら次に狙うのはD8なので邪魔にはなりません。アンダースタッキングとD20の関係も同様になると思います。D20の時にアンダースタッキングが狙えて、D16の時にオーバースタッキングが狙えれば都合はよいですが、投げ方、狙い方、飛び方、ダーツ のセッティング、全部変えなくてはいけないので当たるとは思えません。そんなことより、裏を返せば1本目が邪魔にもなりますし、左右に振れるような飛びではうまくスタッキングしません。まず自分には、正確にかつ左右に振れずに投げれるようになることが必要ということが分かりました。ダーツ をまっすぐに投げられれば弾かれる可能性をかなり下げ、スタッキングを期待することができるようになると思います。

カテゴリー: データ解析

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