ダーツの会話で使う英語を書いて行きたいと思います。特にダーツで触れるのはイギリス英語であまり日本では習わない表現かもしれまさん。このページはダーツ用語集でもないし、ダーツの和製英語をこき下ろすものでもありません。ダーツのインタビューや記事を読んで気になった表現をまとめて、外国のダーツプレイヤーやファンとちょっとした会話したり、インタビューを聞いたり読んだりするのに役立つものにしたいと思います。英語のブログではないので一つ一つ細かい記事にしません。ときどき付け足します。長くなったら記事を分けます。そして百万語ぐらいたまったらページをクローズして出版します。
chuffed チャフト
chuffというのは蒸気機関車のシュッシュッポッポという音。そういう音を立てて進むという意味ですけど、転じてchuffedで、元気よくシュッポッポと元気に走るぐらい嬉しいという意味になっててhappyは落ち着いた感じなのに対し、興奮した感じが伝わってきます。誇りに思ったり、自慢したいニュアンスも感じます。カタカナ的な読み方ではチャフト。
- So chuffed.(とても嬉しい)
- Chuffed Win (someone) today played some great darts against some top players (誰々が今日素晴らしいダーツでトッププレイヤー達に勝って嬉しい)
- Really chuffed to win the Japan Open today. (今日はジャパンオープンで勝てて本当に嬉しい )
gutted ガテッド
gutはガット。腸のことです。動詞でははらわたを抜くという意味です。なのでguttedはchuffedとは逆に、はらわたを抜かれたような気分になるぐらいがっかりしたという意味です。disappointedというと、失望した感じがしますけど、guttedはちょっとユーモラスながっかり感があります。
- Gutted is an understatement! (がっかりどころじゃないよ!)
- Really gutted you lost. (あなたが負けてマジ残念。)
- Lost in the final today, gutted, two darts to win the final. (今日は決勝でまけた、残念、あと2ダーツで決勝にかったのに。)
to bits トゥビッツ
bitはソフトダーツの穴のことビットとか、コンピュータ用語で信号の最小単位をビットとか言いますが、小片という意味があります。 to bitsで、粉々にという意味がありますが、これが転じて、バラバラになるほど、粉々になるほどという意味となって、とてもとか、非常にと言う意味になります。先ほどのChuffedと合わせて Chuffed to bitsというと、とても嬉しいという意味になって、Very happyよりも実感がでます。よくロブ・クロスが使う表現。
- Absolutely chuffed to bits for (someone) tonight. (今夜は誰々が勝って本当にめちゃくちゃ嬉しい。
root for ルートフォー
rootは根という意味ですが、応援しているという意味になります。根のように支えるよという意味でしょう。米語のようですがよく使われています。Supportを使うとなにか具体的に援助する感じがしてますけどroot forは単純に好きで応援してる感じです。逆にroot against というと、負けちまえみたいな感じになるようです。
- I’m rooting for you to win the final tonight! (今晩、勝つように応援してるよ! Rooting for you! だけでもよいですけど、なにを、いつ、どこでなど加えるとちょっと長くなって、会話っぽくなります。)
win against ウィンアゲインスト
誰々に勝つという表現にはwin againstが使われます。PDCのツィートで多用されていてwinとagainstの間にPDCのツイートではスコアが入っています。
- Adrian Lewis wins 6-2 against Jonny Clayton, securing a place in the Last 8 (エイドリアン・ルイスはジョニー・クレイトンに6-2で勝って、ラスト8の順位を確実にした。)
- I won my first game against Mr.A 4-1, but lost my second game to Mr.B 4-3. (最初のゲームはAさんに4-1で勝ったけど、2ゲーム目でBさんに4-3で負けたよ。)
a win over, a victory over ア ウィノーバー
winが動詞のときはaginst、winが名詞のときはどちらかというとoverが使われているようです。動詞でwin overを辞書を調べると、味方にするとか、口説き落とすとかいう意味になるからかもしれません。英語の専門家ではないのでよくわかりませんが、そういうように使われているように見えますので、そうしておけば間違いないでしょう(いい加減)。勝ってどうなったか、勝利が何をもたらしたかを伝えたいときは、それを言ってから、after a win over 〜で付け足せば良いので便利です。
- Reigning champion Mr.A reaches the Last 8 after a 6-4 win over Mr.B. (現チャンピオンのMr.A は、Mr.Bに6-4で勝ち越してラスト8に到達した。)
- Ms.A wins Players Championship 2 crown with a victory over Ms.B. (AさんはBさんに勝利してプレイヤーズ チャンピオンシップ2の栄冠を勝ち取った。)
over the moon
文字通りだと月を越えてという意味ですが、これもよく聞く表現で、滅茶苦茶に、月にぶっ飛ぶぐらい、嬉しい気分という意味です。2018年のワールドトロフィーでファロンさんが勝ったとき、2019年のBDOレイクサイドでバルマーが勝ったときにこの表現がでてました。
- I’m absolutely over the moon. (まったく天にも昇る気分ね。)
ちなみにabsolutelyは絶対的にといういみですが、definitelyとかobviouslyとかと同様に口語でもよく使われて、veryもhappyがあまり使われないように表現として陳腐なので代わりに使っている感じだと思います。日本でもそうですよね。「とっても嬉しいです。」と言うと小学生みたいな感じしますから。アブソリュートリーはアブソルーリーと聞こえます。ピーター・ライトはobviouslyをアブシと発音して多用します。
nil ニル
ゼロのこと。実は長らく英語を勉強してきたけど、nilに出会ったのはダーツをやり始めてから。ゼロはほとんど使われません。
- Rob has moved into a 3-0 lead against Peter in the semi-final. (3-0はスリー・ニルと読んで、「準決勝でロブは3-0でピーターをリードしました。」)
その他 イギリス英語を理解する表現
たぶんイギリス人がみたら笑うかもしれません。エリック・ブリストウMBEの自伝を読むためにも必要です。こちらが使う必要はないですが、イギリス人同士の会話を理解するために知っておいて損はないと思います。
以下作成中
- abso-bloody-lutely アブソ・ブラッディ・リゥトーリー そのとおり まさしく Absolutely(アブソリゥートリー)をおどけて滑稽に言う形。
- (fall) arse-over-tit 転げ落ちる (I was so drunk I fell arse over tit. 酔っ払って転げ落ちた。)
- bee’s knees すごい
- bespoke オーダーメイドの (These are bespoke dart barrels. これはオーダーメイドのバレルです。)
- bits’n bobs いろいろ
- bloke 野郎、やつ (You’ve picked on the wrong bloke here, lads. 直訳すると、「あなたたち、ここで間違えた野郎を選びました。」→ 意味は「お前ら俺がだれだかわかってんのか。」)
- bloody (血という意味はないが悪い意味で)とても (Bloody hell! ちくしょう! ←外した時に使えるかも)
- blimey! [ブライミー] なんてことだ! (blind(盲目の)から来て、盲目で見れないほうが良かったのにと思うようなことが起こったときにに使う。)
- Bob’s your uncle! いいぞ、その調子! (Follow Your Uncle Bobという昔の歌から。マーベルやミッション・インポッシブルでも使われている表現)
- bop ぶん殴る(アメリカスラングとされているがイギリスでも使う I’ll bop you! ぶん殴るぞ!)
- brilliant! すごい
- bugger やな奴、バカ野郎
- chap 男性 友達
- cock-up 台無しにした めちゃくちゃだ! “What a cock-up!” 3本とも外して全然数字が整わなかったとき使えるかも)
- do パーティー
- dodgy あてにならない
- dog’s bollocks すごい
- dog’s diner 着飾った
- easy peasy 簡単
- fancy 好き、したい (Anyone fancy a game of darts this afternoon? 今日の午後誰かダーツやる?)
- fiver 5ユーロ
- give you a bell 電話をかける (Give me a bell after lunch, we can play some darts. 昼飯のあと電話して。ダーツやろう。)
- gobsmacked 驚いた
- I’m off to Bedfordshire もう寝る
- kip 寝る
- knackered 疲れた 壊れた
- know one’s onions あることについてよく知っている (なるほどと思つたアレンジを見てSeems to know his onions. 彼はよくわかってるみたいだね。)
- lost the plot 見失う めちゃくちゃになる
- nicked 盗まれた
- nosh 食べもの
- nutter 気の狂った人
- one off 一回だけ
- pissed 酔っ払った
- punter 客
- quid ポンド
- Scouser リバプール人
- shambles 混乱
- skive 避ける
- sod お前、てめえ、嫌なやつ (Get out of here, you silly sod. 馬鹿野郎あっちいけ)
- sod off あっちいけ
- sorted 了解
- tad 少し
- tenner 10ボンド
- throw a spanner in the works めちゃくちゃ
- toff 上級社会の人
- tosser ばか
- uni 大学
- wanker ばか
- wonky 正しくない
- wicked かっこいい
- whinge 泣き言を言う
‘I’m sick of getting beat by wallies.’
つづく(不定期 ツイッターでお知らせ)
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