実はふとしたきっかけから歴史と伝統のある、ブリストウやジョンロウが活躍したBDOの大会に出てみたいと思い出して、それが数年ダーツの練習のモチベーションになっていていました。その経緯をツイッターに書いてましたので、ここに残しておこうと思います。
夏休みの旅行全部キャンセル完了した。は?って感じだろうけど、去年の12月に予約してたから。もちろんgogoではない。欠航になってても航空会社の払い戻し受け付けは毎月更新だから8月分がやっとキャンセルできた。本当に残念。秘密の計画があったんだが。もうやることもないだろうから公開するかな。
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
ここにgogoと書いてあるけどgotoの間違いで、gotoキャンペーンの話。新型コロナが流行して、夏前は、緊急事態宣言で、外出の自粛など移動が制限されていたので、夏休みの旅行の計画をする人はなかなかいなかったと思います。そのため、夏休みの計画をキャンセルする人は少なかったと思います。 後年のために書いておくと、2020年の時点ではコロナで打撃を受けた景気回復のため政府が夏以降、旅行費用を補助する制度を始めていていました。
自己リプが深くなると読む人が少なくなるからそれを待つ作戦
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
この時は残念な気持ちを吐き出す意味で書きだしたので、読んでもらおうという意識はあまりありませんでした。でも今はモチベーションも回復しましたし、こんなことがあったということをブログに書いたことを残しておくことにしました。
話は2017年に遡りますが、PDCに飽きたらず2017年の日本で行われたWDFワールドカップや樋口プロの2017ワールドトロフィー出場をきっかけにBDOやWDFも興味をもって見てました。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
2018になるとBDOの雰囲気が好きで観戦してみたいなと思うようになりました。またろーさんが参戦してて、ツイッターで聞いてみたら誰でも出れると聞いて驚きました。これが2018年の11月後でハウスにすら出たことなかったですけど、仮にBDOに出ると思うだけでテンション上がるなと思いました。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
それで家族にパパは今度デンマークオープンに出るから応援にくるんだよと言ったら、思いの外、乗り気になられてひっこみがつかなくなりました。デンマークオープンと言ったのはゴールデンウィーク中にあることを知ってたからです。いつって聞かれて来年はすぐだから、再来年ぐらいだってことで 続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
まてまて、まだ試合なんて出たことないし、とりあえず試合出てみるかなと思ったところでなかなかスティールで初心者でも安心して出れるようなハウスは見つかりませんでした。そこで、ちょうど始まったのが、へちょすさんの武士ダーツの初心者向けハウスでした。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
なんか話長くなってきた
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
下手なのに試合出て迷惑かけたり邪魔扱いされるかななどと思ったけど、出てみたら緊張感が楽しいし、下手でも別にちゃんとやってれば迷惑かからないし、いろんな人と知り合いになれるので、見るのも楽しいけど出てみたらもっと楽しいことが分かったわけです。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
この武士ダーツのハードダーツハウスに参加したのは本当によかったです。最初は緊張して練習のときからびっくりするぐらい入らなくて(もしかしたら、いつも通りなのに焦っていたのかもしれません)試合も全然勝負にもなりませんでしたが、雰囲気がよく川崎のメリーグロットの樋口プロのプレイヤーデーでお会いした人もいて、楽しく過ごせたのはよかったと思います。そういう意味でも地元のプロのプレイヤーデーに顔出して、顔見知り程度でも繋がりを持っておくのは大事だと思います。
しかしデンマークオープンはきつい。カテゴリーA+なんで有名な選手がヨーロッパ、スカンジナビアからたくさん来る。真剣度が違いそう。実況もあるかもしれないし、レグ数はもちろんアベレージも調べればでてくるかも。時差も大きいし、開催場所も不便そうなところ。ちょっとやばすぎる 続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
そんななかで、またろーさんがオープンとクラシックにでて、一勝を飾られて、凄いなと思いました。それでデンマークオープンでなくてもなんか出れそうな大会ないかと探し始めた訳です。開催地、交通、開催時期、カテゴリー、参加人数、治安、観光地、時差、言葉、日本人の参加可能性等々、一つ一つ。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
家族も連れて行くとなると、あまり辺鄙なところでやるようだと、退屈させてしまうし、治安が悪いと心配でもありました。 知り合いはいないので公共交通機関で行けるところでないといけないし、言葉は街中でも英語が通じるところにしたいと思いました。 時差があると時差ぼけで行っても帰ってもつらいので、時差が少ないほうが仕事への影響も少ないと思いました。
自己リプ深くなってきた。ここまでたどり着くのは選ばれし民のみです。
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
日本人の参加が判断項目の一つでしたが、これはできるだけ少なそうなのにしようと思いました。どんな試合になろうが、国内で知る人はいないという安心感と、国外の試合の雰囲気を楽しみたかったからです。日本人が多いとつるんでしまいそうで。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
日本人が嫌いなわけではありませんが、せっかくの海外のトーナメントを体験するのに日本人とばかり話して、もし日本人と対戦するようなことになってしまったら、味わいが薄れてしまいます。それに現地の人にとっても、二人以上でワーワー日本語で話してると近づきにくいと思うので、せっかくのコミュニケーションの機会を逃してしまうことになます。日本でも外国人がさみしそうに一人で困ってそうだと、助けようかなとかどこから来たのか聞いてみたい思いますけど、二人で大騒ぎしながらあれこれやってたら、まあどうにかするだろうなと近づかないと思います。
それに初の日本人出場者ってなったらいいじゃないですか。なんとなく。またろーさんみたいに勝てればなお良いですけど。出るだけでなんか、お得感が。そこで、鋭意検討の結果、最高の総合得点でこれが良いんじゃないかと思ったのが、丁度お盆休みに試合があって、時差が少ないので体の負担の少ない、続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
デンマークオープンとマスターは連日で開催されていてまたろーさんはマスターのほうで勝っていました。
8/12のニュージーランドオープンだったわけです。ニュージーランドのどうみても自然に囲まれた田舎の街で行われて、数少ない動画をみると、すごくローカル色に溢れてました。60人ぐらいしか出場者がいないのもよしで、日本人はいそうにありません。まだ続く
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
場所は2ユージーランドのMotueka Recreation Centerというところで行われる予定でした。ニュージーランド の南側の島の北部にあります。
BDOのカテゴリーは最低のDなのになぜかWDFのランキングがSILVERで、ジャパンオープンのBRONZEより上です。私には関係ないけどポイントランキング目指す人には美味しい大会かもしれません。ここまでくるともはや妄想と現実の区別が全くついていません。
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
続きますがまた明日。ここまで読んだ人は神話の登場人物に匹敵します。
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
デンマークからニュージーランドに切り替えて家族が難色を示す可能性もあり、そのあたりで正気に戻る可能性もありました。しかし、丁度ラグビーのワールドカップあったのでハカ見れるとか馬乗るとかロードオブザリングのロケ地点行くとかになって益々引くに引けない状態に。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
お盆の時期は通常航空券の価格は高騰し、乗り継ぎ便になると時間がかかるとせっかくの観光時間が削られてしまいます。しかし、半年以上前ならまだ価格は安いし、直行便があり、座席も家族3人で横並びに好きな座席が選べます。とりあえず、旅程を組んで予約をしました。これが去年の12月頃。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
ニュージーランド 、オークランドまでの飛行機だけでなく、オークランドからMoutekaに行くまでのニュージーランド 国内便、オークランドとMoutekaのそれぞれの宿、レンタカー、すべて予約しました。
払い戻し不可の背水の陣となりました。私のプロフにリンクがあるひでわんマップには日本のハードボード所在地の他に、ニュージーランドのハードボード所在地も入ってます。ダーツバーがとても多く、ダーツを通じて現地の人ともコミュニケーションできるかもと楽しみになってきました。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
向こうに行っても練習したかったのでダーツバーを探してみたらたくさんありました。
ルーマニアのWDFワールドカップに出て配信で見たような人たちも来るかもしれないし、PDCのワールドカップに出てた二人も来るかもしれないし、やばいなーとニヤニヤしてたら航空券予約翌日に衝撃のニュースが。共催してた2団体、WDFとBDOが決裂。いきなり先行き不透明に。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
2019年12月4日に飛び込んできたニュースはこちら。The WDF will no longer be recognising BDO operated tournaments with immediate effect, it has been revealed in a letter sent out by the governing body. WDFがBDOとの密接な関係を解消するとのニュース。
点呼とります。ここまでリアルタイムでたどり着いた勇者はいいね(本日8/4のみ)
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
WDFとBDOが決裂したら2020の大会のほとんど全てが共催だから場所、設備、費用、人員全てがやりなおしになるかも。そうするといい年した男がはるばるニュージーランドまで行ってハカ観て、馬のって、ホビット村行って帰ってくるってこと?は?とにかく他の大会がどうなっていくか見ようと思いました。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
これまでBDOとWDFは共催の形で、トーナメントに勝つと両方の団体のポイントになったけれども、BDOを一地方団体の扱いにするというWDFの通達に対し、どうなるのか全くわからなくなりました。
そんな中でなんとか1月は試合が消化されてて期待が持ててました。ダッチオープンでは一般の方が参加していて勇気付けられました。しかしリーグ参戦どころか国内の大きな大会に出たこともなく、技量的にも不十分で計算も遅いのにでても大丈夫なのかという不安は当然ありました。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
今年の1月のPDCのQschoolでは、名前とアベレージが公開されるようになり、最低アベレージランキングを公開するようなニュースサイトが現れました。こんなことやられると私としては結構な恐怖なんですね。しかし、有名どころの方々が怒ってくれていたので、安心でした。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
ダーツが下手なのはしょうがないとしてもWDFはボードの横でスコアを書いていく方式だからちゃんとつけられないと迷惑がかかると思いました。そこで三ツ矢印さんのトレーンに出たり、n01の引き算を自分でやるモードで練習しましたが、なかなか難しい。へちょすさんのスコアラー講習役に立ちました。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 3, 2020
ダーツも計算も練習して8月までにはどうにかしようと、まあまあ覚悟を決めたところでコロナが広がり始めました。最初は4、5月頃には終わってるだろうと思ってました。まだオリンピックの中止も決まっていない頃です。でもアジア人だと警戒されて握手もしてくれないかな、ぐらいの心配でした。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 4, 2020
しかしさらにヨーロッパにも広まって、多くの国で国境が遮断されるようになりました。ニュージーランドには広まってませんでしたが、数人の感染者が出たところですぐに国境遮断、とても早い対応でした。ニュージーランドがマスメディアで称賛されるなか、あれれ、もしかして行けなくなったのかなと。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 4, 2020
4,5月には8,9月のWDF とBDOの大会中止が続々と発表されるなか、ニュージーランドオープンだけはしばらく中止宣言してませんでした。しかし5月の末にとうとう中止宣言。6月には日本のコロナ感染者数が減りましたけど予約した飛行機は欠航が決定。行くことすらできなくなり望みは完全に断たれました。続
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 4, 2020
無謀な計画は未遂のままこのように全く想定していなかった形で終わりました。行きたかったですなあ。ダーツの根付いている国でダーツ。楽しいに決まってる。またテンションあがるような思い付きで計画したいと思います。最後まで読んでいただいてありがとうございました。終
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 4, 2020
追伸 キャンセルして思うのは無謀な計画だったけど計画始めてから1年ぐらい結構なモチベーションになってて面白かったなってことです。薄々行けないことは分かってたけど物理的に確定すると虚脱感が大きいです。次も考えないと。時間ができたと考えてもっと準備しとけばもっと楽しめるはず。
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) August 4, 2020
長々これを書いてから、それでもいつかはという思いはありましたが、BDO解散のニュースを受けて、永遠に完全に歴史と伝統のBDOに参加することはできなくなったことを知ることになろうとは。 https://t.co/mCYM6JXk3w
— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) September 11, 2020
BDOがなくなったのを知ったのはこの記事。
fold:ビジネスを辞めること
liquidation:会社を閉鎖して 資産を現金化すること
United Kingdom Darts Association: UKDA。BDOに変わるものとして設立された団体。
BICC: BDOの中のローカル版みたいなもの
この記事は(続)https://t.co/R3xLzlMSFU— ひでわん (@HiddeWanKenobiJ) September 8, 2020
行けなくなってから、さらにBDO消滅のニュースを受け、しばらくモチベーションを失っていましたが、ひでわんオープンを始めて、またモチベーションを保てるようになりました。
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