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PDCのスケジュールに残る新型コロナの傷痕とPDCの格闘の記録

PDCのトーナメントのスケジュールはPDCのサイトに時系列で載っていますし、PDCはGoogleカレンダーも設定しています。特定の大会がどの時期に、どこであるのかは集中力を高めて順によーく見ていってゲシュタルト崩壊に陥らなければ見つかります。 一方、試合を分類して、月ごとにまとめると、見つけたいトーナメントを見つけやすく、大きな大会の日程配置がを分かりやすく、ヨーロピアンツアーがこんな感じであってヨーロピアンチャンピオンシップがここであるのかというような流れも把握しやすくなるかと思います。 そんな感じになるようなカレンダー作成に協力させていただいて、先日、エスダーツ 様のサイトに載せていただきました(2022年のPDCのスケジュール) 。スケジュールの変更、追加とともに更新する予定です。

今のところ、2022年は新型コロナの影響を受けつつもしっかりと開催されていく感じがします。しかし、2020年と2021年は大きな影響を受けました。中止、延期、変更に次ぐ変更でした。しかし、PDCはそんな中でもいろいろな取り組みを行い、対策を取りながらトーナメントを実施してきました。

PDCのスケジュールに新型コロナの傷痕とそれに格闘するPDCの様子が残っています。2022年はエスダーツ 様のサイトにを参照していただいて、ここで過去の2019年から2021年のスケジュールを紹介します。

2019

まず、コロナといえばビールのことだった2019年。 年々プレイヤーズチャンピオンシップ、チャレンジツアー、デベロップメントツアーなどの試合数を増してきていて、このようなスケジュールでした。これが通常運転のスケジュールです。文字が小さくて読みにくいと思いますがクリックすると拡大すると思います。

2019-PDC-Scedule-Calendar
2019-PDC-Scedule-Calendar

ヨーロピアンツアーが13戦、プレイヤーズチャンピオンシップが30戦、チャレンジツアーとディベロップメントツアーが20戦も実施されていました。確か2020年はもっと増える予定だったと思います。

2020

2020年春から新型コロナが世界中に本格的に蔓延しました。オミクロン全盛の今となっては感染者はグラフで山に見えないほどの感染者数ですが、その当時は大変なことでした。ロックダウンです。これで4月〜6月まで全くトーナメントが開催されない事態になりました。これでかわいそうにベルギー人のディミトリ はイギリスから帰れなくなり、ライトに頼んで家に数ヶ月泊まり込み、ライトの農場で鶏卵の回収をしたりして過ごし、あげくの果てに7月のマッチプレイで優勝することになってしまいました。 よかったですね。

2020-PDC-Scedule-Calendar
2020-PDC-Scedule-Calendar

そう、PDCはマッチプレイもグランプリもグランドスラムも、ワールドチャンピオンシップも絶やしませんでした。通常毎週土曜日やっていたプレミアリーグも日程をまとめて無観客で同じ場所で行うという方法で16戦をこなし、プレイオフをやりました。

プレミアリーグは行われましたが、プレイヤーズチャンピオンシップ、チャレンジツアー、ディベロップメントツアーは大きく制限されました。多くのプレイヤーが集まるフロアトーナメントは実施が難しかったと思います。 しかし、このカレンダーには書いていませんが、PDC HOME TOURというトーナメントが行われていました。 4月から5月にかけて行われ、6月のプレイオフの優勝者はグランドスラムへの出場権が与えられました。このHOMO TOURがYoutubeで公開されたことにより、一流のプレイヤーがプレイ中にどんなコールをして何を言っているかがわかって面白かったです。

2021

2021年は、プイレーヤーズチャンピオンシップもチャレンジツアーもディベロップメントツアーも再開されました。2020年にプレミアリーグで行ったように、同じ場所で日程をまとめて開催する方法が取られました。その上、渡航が難しかったことを踏まえてチャレンジツアーとディベロップメントツアーはイギリスとEUを分けて行う方法が取られました。将来PDCで活躍するかもしれないEUのプレイヤーを大事にして育成していました。これからの発展にはEUを重視していることが分かります。そしてその作戦は成功しているように見えます。

2020-PDC-Scedule-Calendar
2021-PDC-Scedule-Calendar

イギリスでは新型コロナが日本とは比べ物にならないほど広がりましたが、ワールドカップやワールドダーツチャンピオンシップが行われ、世界中からダーツプレイヤーが集まりました。 新型コロナの影響で棄権したり、行けなかったり、罹患して途中離脱する選手もいました。 そんな中で、日本からも代表選手が果敢にも渡航して参戦してくださいました。 本当にダーツファンとしては嬉しい限り。日本が参戦しなかったらかなり寂しいものになっていたと思います。ここでその栄誉を称え名前だけでもあげておきたいと思います。 概要はこちら参照

2020年 ワールドカップ 浅田斉吾プロ 山田勇樹プロ
2020年 ワールドチャンピオンシップ 鈴木徹プロ エドワード昌司ファウルクスプロ
2021年 ワールドカップ 松田純プロ 馬場善久プロ
2021年 ワールドチャンピオンシップ 山田勇樹プロ 柴田豊和プロ

そして今年も日本代表をかけた戦いが始まっています。楽しみですね。

カテゴリー: PDC

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