WDAというオンラインダーツのシステムを見つけて、試し初めて2日目ですが、感想を書きつつ紹介します。
WDAはWebcam Darts Associationの略です。インターネットを使って世界中の人とハードダーツができるシステムです。n01 OnlineやPro Darterというシステムがありますが、WDAはウェブカメラとマイクが必須です。カメラはどこに刺さったかわかるように盤面を大きく写していなければなりません。パソコンとウェブカメラがダーツをする部屋に必要なので、スマホだけで簡単にできる他のシステムと比べると敷居が高いかもしれません。
ウェブカメラが必須ということはインチキができないという意味以上のものが二つあります。一つは臨場感です。ダーツがどこに刺さっているかわかります。つまりどの程度惜しかったのか、どういうアレンジを攻め方をするのか、どういうミスをしたのか、強気なのか弱気なのかが分かり、ラウンドの数字だけを入れるシステムよりも、はるかによく分かります。疑心暗鬼にならなくてすみますし、偶然自分が高得点を出したり、高い点数でフィニッシュした時も疑われることを気にすることなく喜ぶことができます。さらに音や声が聞こえるので臨場感が全く違います。WDAでは投げたら、点数をコールし、入力し、相手が投げ終わりコールするのを待ちます。他の数字を入れるだけのシステムでは相手の入力が遅すぎると、どうせわからないからと、あらかじめ投げておいたりすることはないでしょうか。相手が投げたのかどうかもわからずにラウンドの合計数字の入力だけ待っているのは退屈ですよね。WDAでは相手が何をしているのか分かりますし、惜しくも外れたときの相手の嘆き声(罵り声)も聞こえます。ハイスコアがでたりダブルが決まると声のトーンも変わります。そして相手が良いダーツを打てば「グッドダーツ」と声がかかります。実際にダーツをやっている感覚に近いのです。68残のフルセットのラストレグ、S5、S13 DBでフィニィシュした時、自分だけでなく相手も一緒に驚いてくれました。画像も音もなかったら、T20D4だと思うでしょうし喜びを理解してくれなかったでしょう。数字だけの対戦よりはるかに楽しいです。オンラインのソフトダーツでも相手の姿が見えて、相手がどこに打ったか分かりますけど、どのくらい惜しかったかはわからないし、声もかけられませんよね。
もう一つの利点は、インチキができないために、本物のランキング争いや、リーグ、トーナメントを開催できることです。イコライザー、EQXLという月間ポイントを競うランキング争いと、ラダーという年間ポイントを競うランキング争いがあります。イコライザーには500人以上の人が参加しています。現在10のリーグがあって、リーグのなかにさらにリーグによって9つまでディビジョン分けがなされています。イコライザーはハンディキャップ戦のようなもので、点数の高い人に勝てば高いポイントが得られるようになっています。イコライザーで優勝するためには、勝ち数を稼ぐために強い人でも弱い人と対戦し、弱い人も一発逆転を狙うために強い人と対戦する仕組みになっています。順位はスタッツではなく、こうして得られたポイントで決まるようになっています。そのために、自分とほとんど同じランクの人がいないとつまらないようなシステムにはなっていません。また、対戦数が多いほどポイントは高くなるので、また参加しようというモチベーションが高まるようになっています。つまりひたすら自分のスタッツやスコアをあげる内向的な動機付けではなく、相手とどう対戦するか、どう勝つか、勝てるかどうかとい外向的な動機付けがなされています。そのために他のシステムよりも参加人数が多く、対戦がしやすくなっていると思います。参加人数が少なかったり、同レベルの人でないと面白くないシステムでは、なかなか対戦できませんが、WDAではどんな時間帯でも相手に困ることはありませんでした。ちなみに私もいつのまにかそのイコライザーに参加になってて2戦して1勝1敗でしたが、300台の順位になっていました。月末まで続くので順位上げたいと思います。
いいところだけ書きましたが、悪いところもあり、n01 OnlineやPro Darterが優れているところもありますので、また書きます。書いたら、ツイッターでお知らせします。
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